人材育成と資金力の関係
2022.11.22
時々、「ウチは良い人材がいなくて苦労するよ」という主旨の話をされる経営者やオーナーを見かけます。
「良い人材」の意味はそれぞれだと思いますが、基本的には「経営や事業、仕事を安心して任せられる人材がいない」といった内容のことが多いです。
でも、これまでの人材教育・研修の経験からすると、こんな人材は勝手に育ちません(時々、勝手に育つことがありますが、それは元々独立志向があるなどの場合です)。
勿論、皆さん場面や必要に応じて指導をしているとは思うのですが、事前に「求める人材像」を明確に持ち、それを備えるために「必要な経験や与えるべき仕事」をリストアップして、それに沿って指導をしなければ、ただの「場当たり的な注意」になってしまい、これでは教育とは呼べません。
シンプルに言えば「良い人材がいない」のではなく「目標を明確にして、体系立てた育成ができていな」だけで、この原因は「求める人材像と育成カリキュラムが存在しない」ためです。
殆どのスタッフは育てなければ「良い人材」になりません。
また、自分の組織に相応しい人材を育てるのに、大したコストは掛りません(逆に言えばお金があるからと言って良い人材が育つわけではありません)。
ランチェスターで言う2番手以降の組織(弱者)は、あらゆる方策を駆使してナンバー1の組織(強者)に勝たなければなりません。
そのためには局地戦で確実に勝利を得なければなりませんが、それを可能にするのは人材であり、特に対人サービス業においては最も必要なものです。
人材育成に資金力はあまり関係ありません。
自分のチームに必要な人材を明確にし、カリキュラムを作って、1人のエースを育てれば、以降は同じように優れた人材が育ちやすいので、先ずは1人のエースを育てることを考えてみてはいかがでしょうか。


